外を見れば、モノクロームの世界....という日がだんだん多くなってきた。 厚い雲に覆われた灰色の空の下、日中でも薄暗く、厳しい寒さが身にしみることもあるが、そんな日でもテンと共に朝霧や雨の中を突き進めば、思いもよらない景色に出会えることも多い。 この日も季節は変わってしまったのに、名残を惜しむような、侘びた景色がそこここに残っていて、なぜか(ホッ)とした。
朝靄の中から始まったこの日の散歩。 夕べの雨で芝生の広場のあちらこちらに子供のプールのような「水たまり」が出没している。 テンと共に「水たまり」を渡り歩き、池にたどり着く頃にはすっかり靄は晴れ、霧が晴れすっきりと見渡せるようになった池には、一葉の落ち葉もなく水が満々とたたえられ、規則正しいさざ波が一面に立っていた。 毎日のダッチウエザーで歩道も芝も足下が悪い。そんな(ゆるゆる)な中、「水たまり」を求めて公園内のいくつかの広場をハシゴし、「水たまり」の中の景色を堪能しながら、この日も足元をどろんこにして家に戻りました。 PS・・・(思いの外深かったかも....と)固まる水嫌いのテン。なかなかのバランス感覚!! でしょ???
この軸をかけるにはちょっと遅いけれど、いつもの公園を歩いて目にする木々は正しく錦に似たりである。最高気温も10度以下になった当地だが、朝、気象条件がめまぐるしく変わる中、色づく葉に見守られながら歩くのは、なんとも気持ちがキリッとして清々しい。 古くから茶人達は、初霜が下り、柚が色づき、山茶花が咲き始め、息が白くなる頃に炉を開けと言い伝えてきた。 今週末は立冬。利休さんの頃の日本は、ここと同じくらいの気温だったのかなぁ・・・。などとすれ違うワンチャン達の白い息を見ながら思ったりする今日この頃です。
1年前来蘭した時は、もうすでに落葉樹には葉が残っていなかったけれど、今年は未だ紅葉が楽しめます。景色に色があるだけで、「上を見て歩こう」という気になります。不思議。^^ いつもの公園、前夜雨が降ってできた水たまりに張った薄氷(テンが乗っただけで割れるほどの未だ未だ薄い氷)、その上をサクサクと氷を割りながら私の周りをテンがちょろちょろ歩く。真っ白な芝の上を真っ直ぐ突っ切る。振り向くと私達の足跡が2本のレールのように跡を残した。この1年、私とテンは日本に居たときとは比べ物にならないほど、一緒の時間を過ごしている。 相変わらずレールのように交わることなく距離をおいての散歩だが、ちょろちょろ歩く姿や振り向いて残った足跡を見る度に心の距離はグッと縮まっている(....と、いいなぁ)と思います。^^
落ち葉の絨毯が見事にしかれたお掃除前の「歩道」。 今はどこに行ってもこんな感じなので、テンのゴマ毛は落ち葉の保護色となり、ウォーリーを探せ...ならぬ、(テンを探せ)状態。 そんなテンを伴って、夕方の散歩がてら八百屋へ。この日のお目当ては「栗」。 この時期になると、お茶の稽古で出して頂いていた「栗きんとん」。朝、立派な栗の姿を目にして以来、すっかり先生と社中の皆さんが恋しくなっていた。 大きめのところを1.5kg買い求め、家に戻り、先生から随分前にお聞きしたレシピのかすかな記憶を頼りに栗きんとんを作り、久々に自分の為にお茶を点てた。 先生の(美しくてきめが細かくてやさしい味)の「栗きんとん」とは対局の(無骨な)わたしの「栗きんとん」。私らしすぎて笑ってしまった。^^ 【ご案内】今日、10/26(日)からヨーロッパは「冬時間」。日本との時差は-8時間デス。
この日は、8時からMotoGP、9時からF1。(こんなに楽しい日曜ももう後たったの2回!!)朝からTVにかじりつきモータースポーツ三昧。 そんなわけで、いつもよりずっと遅いテンのお散歩を昼前に始めると、すぐ近所で交通規制。そういえば.....ちょっと前に靴の底をアムステルダムの地図に見立てたこんなポスターが貼ってあった^^ 沿道にたどり着くとすぐ、すぐ目の前を女子のトップ集団がカメラマンを乗せたバイクを伴って通り過ぎていく。 優しい秋の日差しの中、私達が沿道を散歩する間ずっと、市民ランナーの皆さんの流れが途切れることもなく延々と続いていた。 汗をかかない生活になって数十年。久々に「スポーツの秋」を実感した1日でした。 アムステルダム・マラソン
山育ちのテンが実家のある山を懐かしむように「カサカサ」という音をたてて歩く季節になりました。 こちらは今、街の至る所の並木道が黄色と茶色そして緑の美しいコントラストで背景を被っています。こちらに来てから日々変わり行く景色を(次はどんな景色になるんだろう)とわくわくしながら、テンと毎日の散歩をしていましたが、そんな楽しみもそろそろ尽きたようです。この街路樹の黄色の葉っぱのその後を、私達は知ってしまっています.......。が、毎日の雨風で上を見上げれば空が広く見えるようになった並木道を、明日からも私達へ元気にお散歩します!
良く晴れたこの日、テンを伴って車を飛ばし夏は多くの観光客がチーズ市目当てで訪れるという小さな街に行ってみた。 久々の晴れのためか(?)街の中心部は地元の人々で賑わっていた。その中でも一際賑わう市庁舎前。 気になって近づいてみると、警察の旗。手前にはテニスボールをいっぱい持ったやる気満々の子供達。そして向こうには、盾とヘルメットの機動隊姿のチビッ子たち。マイクのお巡りさんの合図で暴徒役の子供達は一斉にテニスボールを投げ始め、一方機動隊役のチビッ子達は指示された通りに真剣に前進と後退を繰り返す。わずか数分の「機動隊ゲーム」は大人気で、次の順番を待つ子達が長い列を作っていました。 (キャッキャ)という声が広場に響いて、かわいかったなぁ^^
曇り空のこの日、テンの大好きなルーシー『ゴールデンレドリバー、12才』と海岸へ。 長い長い海岸は人と犬が途切れず行き交っていた。遠浅の海に目をやると.....男性が歩いてる!!! (何してるんだろう??行ったり来たりしているぞ??)、一方海岸には人だかりが....。野次馬根性丸出しで輪にはいると透明のエビがたくさん。そうこうしていると、海を往復していた男性が上がってきた。 ひょっとして人力底曳き網?!!! やっぱり恐るべしデス、オランダ人!!!!!!
冷たい雨が降る季節となりました。 この日は細かい氷のような雨が降る中、いつもと違った散歩のコースを歩いた。 どこからかエンジン音が聞こえてきた。すれ違う犬たちには全く目もくれず、テンは私を引っ張ってあるガレージの入り口で止まった。しばらくしてシャッターが開いたときに撮った写真がこれ。 きっと産まれて直ぐから、大好きなお兄さんの999とM400の音を聞いて過ごしていたんだろう。 テンはバイクが大好きだ。私の記憶する限り、テンはバイクの音で尻尾を振ってお出迎えすることがあっても、吠えたりすることはなかった。週末「安松のジジとババのところに行くよ」というと自分から進んでケージに入っていた。こちらに来てもバイク好きは変わらず、散歩中、信号待ち、サーキット場で、あらゆる場面でテンはバイクに興味を示す。(今日もいつものように信号待ちで尻尾フリフリしてVFRのお兄さんに「Mooi!(モーイ=かわいい)」と言われたしね。) 犬も「三つ子の魂百まで」....なのかもしれない。